ローヤルゼリーの秘密

女王蜂の驚くべき生命力を支える
ローヤルゼリー

巣みつ

ミツバチと自然が生み出す生産物の中でも、ローヤルゼリーは女王蜂の驚異的な生命力の源として古来より重宝されてきました。ローヤルゼリー(Royaljelly)とは働き蜂がエサとして作り出す乳白色の物質で、ローヤルゼリーを食べられるのは女王蜂と女王蜂の幼虫、あとは生まれたての働き蜂の幼虫だけです。エサとしてのローヤルゼリーとハチミツは全く違うものです。ハチミツは働き蜂が集めた花の蜜であるのに対し、ローヤルゼリーは働き蜂が花粉などを食べて体内で分解・合成し咽頭腺から分泌する、女王蜂専用の高栄養食です。このローヤルゼリーだけを食べ栄養源として育っていく女王蜂は、働きバチに比べて体長2~3倍以上の大きさに成長し、1日に2,000個もの卵を産み続け、寿命も約40倍になります。働き蜂も女王蜂も同じ卵から生まれるのですが、ローヤルゼリーを食する女王蜂だけがこのような驚くべき生命力を発揮するのです。世界各国の研究者たちがこの特別な力の解明に取り組んできて、その生命力の秘密はローヤルゼリーに含まれる栄養素にあることがわかってきました。ローヤルゼリーの健康効果が注目されたのは、1950年代にローマ教皇が老衰による危篤状態に陥った際、ローヤルゼリーを投与したところ驚異的な快復力を示したことがきっかけと言われています。ローヤルゼリーの効能は、疲労回復や滋養強壮、コレステロール値の低下作用、血圧を下げる作用、血糖値を下げる効果、栄養補給、動脈硬化の予防、免疫の活性化、抗腫瘍、アンチエイジング、肌荒れ対策などがあります。同じミツバチが生産するハチミツやプロポリスなどにも健康効果がある物がありますが、ローヤルゼリーとは全く別の物です。